2010年12月29日水曜日

21世紀最大の進歩:ITの加速度的進化

12月26日付のVOA記事は、最近のIT進化について、年末総括を試みています。簡単にまとめてみました。

この10年間のIT機器装置の変化は凄まじい
・携帯電話はスマートフォンになり、テレビは高解像度のハイビジョンになり、音楽プレーヤーはさらに小型化・大容量化した。
・世界中で高速回線契約は5億を突破。今年末には、少なくとも20億人がオンラインにアクセスする。
◆21世紀のITは、消費者用エレクトロニクスへと大進歩した。
・10年前から現在までの進歩は、過去の100年に相当するほどの変化だ。10年前のITは2010年の現在とは比較にならない。10年前はどうだったろう?
・フラット・パネル・テレビは無かった。
・スマートフォンのように携帯できるインターネット機器はなかった。
・e-book readerはなかった。
・ノートパソコンを持っている人は非常に少なかった。
・Wifiは無かった。


21世紀最大の進歩、それは、IT(情報技術)の急速な発展。
内訳をみると:
・PCのモバイル化
・デジタル・メディア・コンテンツの拡大普及
・ブロードバンド〔高速回線)の拡大
・モバイルからも在宅からもアクセスが可能
・ソーシャル・メディア・プラットフォーム
・ユーザー発信のコンテンツ
・クラウド
・デジタル写真
・GPS(一般向け)

これら全てが一緒になって、技術革新の働きをしたわけで、常に変化し、なおかつその速度は今までにない速さだ。

製品のライフサイクルはさらに短くなった。
電話を例にとってみると、1950年代、60年代、70年代、それに80年代をみても、電話は同じだった。色も黒か白か、さして選択肢はなかった。タイプも壁掛け電話か机に置くタイプだった。
では、携帯電話はどうだろう。1,2年以上、同じ携帯電話を使っている人がどれだけいるだろうか?
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以上です。
ちなみに、同じ携帯を数年使っております。
3Gのサービスが、2Gの二の舞になるとき、新しい携帯を持つことにになるでしょう…

2010年12月13日月曜日

振り込め詐欺の電話来る

16ビート。

電話が鳴り、「あ、もしもし・・・」と相手は言う。
息子の名を名乗り、「山本さんから電話あった?」と聞く。
全然声が似てない。「声が違うね」というと、「そう?」と答える。
「違うんじゃない?」というと、「住所を言おうか?」という。
「言ってみて」というと、「え?」といって、絶句した。


それで「こんなことやめなさい。」と言ったら、電話が切れた。
早速息子に電話して確認。
やっぱり・・・

これで2回目の振り込め詐欺電話。
一回目は滑稽だった。
電話口で泣く息子。「どうしたの?」と聞いても泣くばかり。
声がよく似ていて、思わずだまされそうになった。しかし。
当時は親に反発、口も聞かない状態。心配させて気を引くなんて、するわけがない。まして、私の前で、泣くわけがない。どんな弱みも、絶対見せるわけがない。
というわけで、この時も聞いてしまった。
「あなたの苗字と、住所を言ってみて」
するとうめき声が帰ってきた。
「ううう・・・、息子に苗字を聞くなんてぇ・・・」
そして電話は一方的に切れた。

2010年12月12日日曜日

ボルバキア Wolbachia pipientis

サンバ。

晩夏。家族が海外旅行から帰国後1週間でデング熱を発病しました。専門医のいる大病院で治療。ひたすら水分補給し安静にすることが、デング熱の治療法。そのため、解熱剤は飲まず、高熱にうかされながら1週間を乗り切りました。(ちなみに、国立感染症センターの検査結果は、4種のデング熱ウィルスについて陰性でした。ほわ~い?)

そのデング熱の撲滅に新しい方法がオーストラリアで開発されました。病気を媒介する蚊の生殖システムを変えて、撲滅しようというのです。

方法はこうです。ボルバキアというバクテリアを寄生させた蚊を養殖。ボルバキアに寄生されると、蚊は生殖不能になります。正確には、オスは生殖不能、メスは単為生殖に。

ボルバキアが寄生するのはフィラリア原虫や節足動物です。脊椎動物に寄生することはありません。

でも、こうした蚊を環境に放ったあと、予測できない影響が生態系に及ばないでしょうか…。

2010年9月19日日曜日

英数字を使った表現

VOAスペシャル・イングリッシュにはさまざまなテーマの記事がありますが、中でも楽しいのは語源辞典のようなWords and Their Stories のコーナーです。

なかなか解けない問題の解決にあたるとき:
「三人寄れば文殊の知恵」にあたるのは
two and two together, またはtwo heads are better than one. があります。
「答えはひとつ。議論の余地がない」のは、
There are no two ways about it.
「決心がぐらつく。決めかねる」のは、
be of two minds.

短い時間を表すのに:
in two shakes of a lamb's (cat's, dog's, etc.) tail:あっという間に

日本語でも同じ表現:
to kill two birds with one stone.:「一石二鳥」
Nine time out of ten:「十中八九」

「不正は不正」
Two wrongs don't make a right.
人もやっているからといって自分の悪が正当化されるわけではないということ。

「二人寄れば仲間、三人寄れば群集」
Two's company, three's a crowd.
彼女と二人でデートしたいのに、友人が付いてくるとき、友人に言ってあげる言葉。

人をほめたり、元気付けるとき:
give three cheers 万歳三唱する

混乱して、といった意味:
at sixes and sevens:「何も分からずに」
このフレーズは、マドンナのミュージカル映画@「エビータ」に出てきた歌「アルゼンチンよ泣かないで」の歌詞の中にも出てきたフレーズです。この歌詞にはもうひとつ数字を使った表現が出てきます。それは、次の表現です。
dress to the nines: 盛装して

無関心であるときの砕けた表現:「どっちでもいいよ」
Six of one, half a dozen the other

至福の幸福にあるときは:
on seventh heaven(第七天国:昇天の際、天国の層をのぼり、最後にたどり着き神に合える天国)
on cloud nine:至福の状態で。

オフィスで眠くなったときは:
catch forty winks 「うたた寝する」(forty winks うたた寝、仮眠、短時間の睡眠)◆40回の瞬きはうたた寝になるのですねぇ・・・

ぎりぎりの時間になったとき:
at the eleventh hour (=at the very last minute) 瀬戸際で、時間ぎりぎりで。

急に運がついてきたときは
lucky number comes up: 突然つきがまわってくる
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今回は、カラオケで意味不明のまま歌っていたマドンナの歌のフレーズが、意味明快となり、すっきりしました。(歌うのに夢中で意味は二の次でした・・・)

ラルフ・エリソン

ラルフ・エリソン(1914-1994)は、初めての著作「インビジブル・マン(見えない人)」(1952年刊行)で、いきなり全米図書賞に輝き、大作家の仲間入りをしためずらしい作家です。
この本は、日本の大学等のアメリカ人種問題関係では必ずといえるほど参照される有名な著作で、社会におけるアイデンティティを求めてさまよう黒人を描いています。
大きな議論を呼んだこの本の影響は白人・黒人双方に大きく、白人はそれまでの黒人についての考え方が変わり、また黒人は自分自身への見方が変わりました。
◆この本の冒頭のエリソンの言葉:
"I am an invisible man … I am a man of substance, flesh and bone, fiber and liquids – and I might even be said to possess a mind. I am invisible, understand, simply because people refuse to see me…When they approach me they see only my surroundings, themselves, or figments of their imagination – indeed, everything and anything except me.”
「私は人に見えない人間だ。…私は物質と肉と骨、繊維と液体でできた人間だし、私には心もある、と言えるだろう。私は人には見えない。分かっている。単に、人が私を見ることを拒んでいるからなのだ。私に近づくと、彼らは私の周囲の状況か、あるいは彼ら自身を見ているか、または彼らの心に浮かんだものを見ているだけなのだ。実に、あらゆるものを見ているのだが、私だけを見ていないのだ。」
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最近のVOAは彼を「今でも取り上げられる作家」として取り上げています。

1990年に黒人作家チャールズ・ジョンソンが全米図書賞を受賞した際に、先人として自分を導いてくれたエリソンに謝辞を述べました。授賞式に参加していたエリソンは次のような言葉を贈っています。
◆"You do not write out of your skin. You write out of your ideas and the quality of your mind."
肌の色からくる思いから作品を書くのではなく、君のアイデアや心模様から作品を書きたまえ」

発刊当時は、黒人作家による人種差別を描いた作品として取り上げられましたが、現在は、人種や文化の差を越え、社会から無視された人たちを描いた作品として、今も多くの読者を惹きつけているようです。

2010年9月10日金曜日

年をトルって、より幸せになること?

8月末のVOAのヘルス・レポートでは、ある大学が全米の18歳から85歳までの成人男女34万人に行ったおもしろい調査の結果を報じていました。

幸福感、悲しみ、不安、といった感情と、人の年代との関係をみようという試みでした。
20歳代半ばから後半にかけての年代が、最もネガティブな感情を訴え、
成人したばかりの年代と70歳代、80歳代が最もハッピーに感じる年代でした。

また、50歳代に突入すると、ネガティブな感情から劇的に解放されるようです。
回答結果の分布に男女差はほとんどなく、ただ、女性のほうが男性よりネガティブな感情を訴える割合が少し勝っていた、とのことです。

子育て中だったり、失業中だったり、独身でひとりぼっちだったりが大変なのも、50歳代まで。
その後には、くよくよしない人生が待っているようです。
年を重ねると、小さなことやいやなことをさして気に病まなくなり、物事に感謝する気持ちが増すせいなのでしょう、と分析した人は言っています。それに、年とともに世界の見え方も変わり、加齢とともに、脳内物質にも変化がある、とも。

85歳の人たちが、「18歳の時よりずっと幸せよ」と明るく述懐する・・・
見ていて、これからの不安が払拭される場面です。
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生きて生きて、そしてどんな人生の終わりを迎えるか分りませんが、
どんな形にせよ、私たちはその瞬間まで生を享受できる、そんな気がしてくるニュースでした。

2010年3月12日金曜日

米英語の慣用句:動物や食品、色を使った表現

3月10日(水):VOA Special English : Wordmaster (米英語表現)から
『Whaddaya Say?』の著者、英語教師のニーナ・ワインスタインさんが出演していました。
書評によると、彼女はこの著書でアメリカ英語の日会話の特徴を分かりやすくくだいて紹介、この本はさまざまな英語教育場面で使用されているそうです。この本には興味を持っていましたが、今回、私も仕事に使ってみようと思い、早速注文しました。

Source:
http://www1.voanews.com/learningenglish/home/wordmaster/Nina-Weinstein-Common-Idioms-86412007.html
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ニーナ :慣用句を集めた本を見ると、ほとんどアルファベット順で載っていますよね。だから実際のところ、とっかかりがありません
アナウンサー: コンテキスト(文脈)が必要ってことですね
ニーナ:そのとおり!

3月10日の話題:
◆動物を使った表現
to eat like a bird:少食する
to eat like a horse:大食する
go cold-turkey: 突然やめる、きっぱり断つ
to run around like a chicken with its head cut off: 方向(目標)が定まらない
◆食品を使った表現
top banana: ある分野のナンバーワン、ボス、中心人物
smart cookie: 頭の切れる人、利口な人
a nut: 頭のおかしい人(病的な意味でなく)
piece of cake/easy as pie: 朝飯前のこと、簡単
◆色を使った表現
to see red:激怒する
to be tickled pink:大喜びする、抱腹絶倒する
to feel blue: 悲しい
(have a) green thumb: 園芸の才能(がある)(☆指が緑色になるまで植物をいじっているから)
blue moon: めったにないこと(☆once in a blue moon: まれにしかない)
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◆◆ひとりごと◆◆
鶏の表現は、昔幼い頃、来訪した叔父が生きた鶏を持参し、家の裏側でそれを絞めているところを目撃しました。その後数年間(フライドチキンに出会うまで)は鶏肉を口にできませんでした。
また、通っていた小学校のそばのスーパーの肉屋さんでも、生きた鶏を処理している、という噂が子供の間で立ち、「首のない鶏が走り出てきたんだって」という話が広がって、怖くなり、下校の時は違う道を通って帰った記憶があります。
母方の祖母は優しいしとやかな人でしたが、親の都合で農家に嫁がされ、農業のかたわら、鶏やウサギの世話をしていました。よくなついていて、外に放すと、みんな祖母のあとをついてきたそうです。でも来客があると、祖母はご馳走を作るために、一羽を選んで、見事な手さばきで処理し調理したとか・・・(オーマイゴーッ)。(ペットの真実☆平和時は家族、非常時には食料)