8月末のVOAのヘルス・レポートでは、ある大学が全米の18歳から85歳までの成人男女34万人に行ったおもしろい調査の結果を報じていました。
幸福感、悲しみ、不安、といった感情と、人の年代との関係をみようという試みでした。
20歳代半ばから後半にかけての年代が、最もネガティブな感情を訴え、
成人したばかりの年代と70歳代、80歳代が最もハッピーに感じる年代でした。
また、50歳代に突入すると、ネガティブな感情から劇的に解放されるようです。
回答結果の分布に男女差はほとんどなく、ただ、女性のほうが男性よりネガティブな感情を訴える割合が少し勝っていた、とのことです。
子育て中だったり、失業中だったり、独身でひとりぼっちだったりが大変なのも、50歳代まで。
その後には、くよくよしない人生が待っているようです。
年を重ねると、小さなことやいやなことをさして気に病まなくなり、物事に感謝する気持ちが増すせいなのでしょう、と分析した人は言っています。それに、年とともに世界の見え方も変わり、加齢とともに、脳内物質にも変化がある、とも。
85歳の人たちが、「18歳の時よりずっと幸せよ」と明るく述懐する・・・
見ていて、これからの不安が払拭される場面です。
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生きて生きて、そしてどんな人生の終わりを迎えるか分りませんが、
どんな形にせよ、私たちはその瞬間まで生を享受できる、そんな気がしてくるニュースでした。
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