警鐘を鳴らす人がいなかったのだろうか…
今日7月23日(木)の東京新聞の取材記事によれば:
新国立競技場建設計画のスタートは2012年3月の有識者会議。
・有識者会議メンバーは利害関係者がほとんど。
・議論はほとんど「陳情合戦」
・下部組織の、建築家で構成するワーキンググループからは「規模的に不可能」との困惑。
結局すべての要望をうけ入れた計画が成立:
・規模:ロンドン五輪の3倍もある超巨大なスタジアム計画
建設費巨大化は2年前からわかっていた:
・英女性建築家デザインだと工費3000億円になることを、文科省は2013年8月に把握。
・その1か月後に東京五輪招致が決まった。
・「新国立競技場の斬新なデザイン」も招致目玉として、デザイン再検討はなかった。
・工費3000億円が公表されたのは五輪招致決定後の2013年10月。
首相の遅い決断:
・麻生太郎財務相が「国民負担が増える」と、首相に再三警告。
・2015年6月24日、遠藤利明オリンピック大臣就任。この時も首相は見直し未決断。
原因は128項目要望丸呑みではないだろう。
原因は、税金を使う人たちの公僕意識の低さだ。
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