2011年2月14日月曜日

伊勢谷友介さんのはまり役:力石徹

「あしたのジョー」劇場版を見た。
原作をかなりはしょった部分もあるけれど、ジョーと力石のガチンコに絞り、描かれてあった。

なんといっても、力石徹の伊勢谷友介さんは、役にはまっていた。減量シーンは圧巻。計量シーンは、CG処理か。CG処理と言えば、漫画のシーン再現にこだわったのか、リアリティを超えた劇画っぽい絵にしばしばなっていた。

香川照之さんの丹下段平も、見ているほうが呆れて脱力するほど凝っていた(やり過ぎでは・・・)。感心するほど、随所に漫画の場面を強く意識した演技。
特殊メークはアップにも耐えるほど、実によくできていた。ただしリアルというよりは、漫画キャラ再現のメーク色が強い。でも漫画の段平はもっとごつかった。こちらは首がちょっと細い。香川さん、正岡子規役のために減量したあとだったのでしょうか・・・

では、イケメンの山下智久さんは?
細身ながら、キャラの雰囲気をよく出していた。
うちに秘めた負けん気や硬派な部分は本人の地かもしれない。

昭和30年代の雰囲気をはめ絵でよく出していた。
「3丁目の夕日」と並んで、郷愁を誘う映画・・・

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