5月です。5月1日はメーデー。
メーデーといえば、日本では代々木公園に集まった人たちが、「賃上げ」「補助を」といったプラカードや赤旗を掲げて都心を行進する風景を思い浮かべます。
最近のVOAでは、ちょっと異なるメーデーをとりあげていました。
戦争映画などでよく聞く、Maydayの連呼。攻撃を受けて痛手を負った戦闘機などから、基地への緊急連絡の冒頭に聞かれます。
1920年代に、イギリス人のフレデリック・スタンレー・モックフォードという、ロンドン郊外のクロイドン空港で働く通信士さんが発明した「暗語」(code word)です。
これは英語でなく「m'aidez (help me)」という仏語をもとに作られました。
当時の航空機輸送は、大半がクロイドン空港とパリ郊外のル・ブールジュ空港の間でおこなわれていたので、双方の飛行場関係者が分かるように、と考案されました。
Maydayにまつわる愉快なCMがYoutubeで見られます。
ドイツの沿岸警備隊の無線室。英語が不得手な若い警備隊員が、先輩と交代。
そこへ救難コール。
「Mayday, Mayday、 can you hear us, can you hear us? Ahhhh...we are sinking!」
若い隊員は何を言っているかよくわからず、不得手な英語でマイクに。
「Hhhhello.......dis...is.....German...kooorsst...gaaaaard」
受信機からは悲痛な声が。
「We are sinking! WE ARE SINKING!!!」
若者は聞き返します。
「Whaaaat?....Whaaaat....are...you.....sinking.....about....?」
画面は一転。荘重な音楽とともに…
Improve Your English!
ドイツの語学学校ベルリッツのCMでした。
何度見ても笑えます。