2009年7月2日木曜日

リンドバーグ夫人のこと

高校時代、授業で英語のリーダーのひとつ、「海からの贈り物」(Gift from the Sea)を読んだ。教師がこの本を選んだのは、女子高だったからだろう。

この本の著者は、初の大西洋横断飛行に成功した、チャールズ・リンドバーグの妻、アン・モロー・リンドバーグ〔1906~2001)。
6月26日VOA記事に取り上げられており、なつかしく読んだ。

富裕な銀行家の父(後にメキシコ大使)と教育者で詩人の母との間に生まれた。おとなしく恥ずかしがりやで小柄な女性で、作家・飛行家として名を成した。夫とともに多くの長距離飛行を経験し、また本を書いた。
生後20ヶ月の長男が誘拐殺害される不幸に遭ったが、その後5人の子供をもうけている。幼い子を失った悲しみは生涯続くが、それもまた彼女の人生を深いものにしていく。

多くの冒険と、女としての幸福、生き方、人生の意味を模索し、94歳で亡くなるまで、尊敬を集めた。
彼女が見つけた、多忙な女性の抱える仕事から自分を取り戻すやり方:それは一人になること。

1974年に72歳で夫が亡くなり、その後の27年間はひとりだ(もちろん、一族や友人たちに囲まれていただろう)。
確固とした自分があって、最後まで自分の人生をまっとうできるのだ・・・そう思わせる女性だ。

2009年2月28日土曜日

窪田正孝さん:演技しない演技

NHKの浪花の華を見た。
主人公の緒方章を演じる少年(21歳の成人ですが童顔)に注目しました。
非常に自然な演技と初々しさをかもし出していて、とても印象的でした。

主人公の設定にピッタリはまるキャラをごく自然に見せています。
困ったときの泳ぐ視線や、呼吸、間合いのとり方、どれひとつをとってもうまい。

江戸に旅立つ前の最終章。
大坂を愛するからこそ江戸で修行するのだ、と。
さて、次回の最終回は?